ymskのメモ

20121220

配筋検査

先週の図面チェックにつづいて,苦楽園の家Ⅱの現場チェック.

基礎の配筋検査です.




図面通りに施工されているかをチェックしていきます.

梁のサイズから鉄筋の本数,鉄筋の配置,間隔,向きと細かく見ていきます.


ゼネコンで働いていたときに現場監督も経験しているので,その時の経験が役に立ちます.

自分で書いた施工図に対して,現場で職人さんが実際に作っていってくれる.
(そして,たまに自分でやらされたりしてました…)


その時に何が問題になってくるかも今ではだいたい想像がつきます.


そして,鉄筋屋さんと大工さんに仕事をたくさん教えてもらい,鉄筋を組む時に美しさを求めるということまで覚えてしまいしました.

決まり通りにやると必ずきれいになるんです!
逆におかしなところはきれいじゃないんです…

最初は何でそんなことまでしなくてはいけないのと思っていた職人さんも,どうせ直させられるなら最初からやっといてくれるようになるんです!

そのためには検査のたびに同じことを何度も何度も言い続ける必要があります.

SIMPLEXではそれをどんなに寒くても,暑くても現場でやります!

見えなくなってしまうところもきれいに作るために.

上棟したときに,職人さんたちに「きれいないい仕事をしてくれてありがとう」と感謝をするために.


そして,お客さんに安心して建てた家に住んでいただくために.


まだまだ,検査の日々は続きます!


20121213

現場とのやりとり

あっというまに12月も中盤.

年末の2件の提案に向けて,どたばたさせていただいてます.

そんな状況にありながらも,お世話になっている方々からの忘年会のご招待があれば,
喜んで参加させていただいております.

今週は晩御飯をほとんど家で食べていない状態.

亭主元気でなんとかがいいといいますから,子育てを頑張ってくれている嫁も少し楽できて喜んでくれていると信じています.



苦楽園の家Ⅱはもう地階のコンクリート打設済みです.

施工図のチェックや現場での弊社の厳しい配筋検査を乗り越えて,なんとかこの状態に.

不思議な高さの型枠と差筋.

これがこの建物の勝負どころのひとつです.

バルコニーなのですが,いつもとは少し違う考え方で創っています.

詳しいことは出来上がってからのお楽しみです.


厳しい図面と,現場のチェックをさせてもらうのですが,いつも思うのが現場監督さんが慣れてきた頃に躯体が打ちあがってしまうということ.

最下層をやるときにはお互いに手探りで相手の図面と型枠と配筋を見て行き,打設する頃にはお互いの意見がぶつかったりすることもあります.

図面は真っ赤.



それでも,その教訓を生かして,次の階のときには少し改善されていて,少しスムースに流れるようになり,

図面も赤が少し減ります.


次くらいには,それほど大きな訂正は必要なくなってきて,

次は何もしなくてもいいくらいだろうと思っていたら,住宅の場合はコンクリート工事が終わって,
仕上げ工事に入っていきます.

でも,このやりとりがあってこそ,みんなで作っているという意識が現場に生まれてくると思っています.

ほんと,こんな厳しい事務所に付き合ってくれる工務店さんに感謝感謝です.


それがお施主さんにいいものをお渡しできることにつながる信じて働いてます.

今日も,図面チェック,来週は現場チェックに走ります!