ymskのメモ

20100430

横須賀


お上りしたついでに,1日かけて神奈川の建築をいくつかみてきました.

まずは横須賀美術館.

生憎の曇り空,そのうえ気温もかなり低い…



オープン前に着いたのでまずは周りをぐるぐると.
散歩コースのようになっていて,敷地内はウォーキングをする人や犬の散歩をする人なんかが歩いてました.


これがガラスのダブルスキンかと見ながら.

当然,屋根もガラス張り!
微妙な水勾配が付いています.
上にある歩行用のデッキはガラスの四角のジョイント部分から柱が立ち上がっていてその上に床が組んであります.




近くか見るとこんな感じで,天井裏にはたくさんの設備や構造材が入っています.




アプローチ部分の庇.
一番手前にレストランがあって意外とメインの入口がどこだかすぐにはわかりませんでした.



内部は限定されたエリアで撮影可能でした.



エントランスの見返し.
天気が良ければ青い海と空が見えてたはず.

展示スペースは3層吹き抜け抜けの常設展示と1層分の規格室があり,3層吹き抜けのところは局面の天井と丸い開口からの太陽光で穏やかな明るさとなっていて,美術館特有の緊張感のようなものが少なくて,とてもいい空間でした.



ディテールもやはりしっかり考えられていて,防火区画もシャッターを一切使わずに,大型の開き戸が壁に隠されていてそれがどーんとしまってくるようになっています.

シャッターレールがないので戸当たりのアングルと壁と同面に納められた扉とのスリット状の切れ目しか見えません.

それに,外周部分は局面の天井となっているので,そこで区画が発生しないようになっています.
これは,プランと防火戸との位置を見ていかなければなかなか解釈が理解できそうになかたです.
たぶん防火避難の検証をして,実証しているのでしょう.

扉は煙感連動でしょうから,しまっている姿が見られませんが,もし閉じるとなったら,すごい光景がみられるはずです.

かなり遠かったですが,ごはん食べたり,海に行ったりすれば一日十分過ごせそうです.


曇りはここまでで,このあとは雨に降られながらの見学になりました…

つづく

20100429

カテドラル(正)

前回,東京カテドラルのとこまで書こうと思ってタイトルをつけたものの,そこまで書かずに終わってしまってました.

前回の東大に続いて,同じ文京区にある東京カテドラルに行ってきました.



椿山荘の向かいにある丹下さんの作品.

敷地に入るといきなりどーんと現れます.

かなり巨大です.
















十字型のプランにHPシェルの大屋根がかかっているのですが,
ここまで力強いとは.

 
内部は写真撮影禁止なので写真はありませんが,
トップライトと正面にあるの祭壇の後部からステンドグラスを通して入ってくる光で,
照度の差がありながらも落ち着いた空間ができています.

信心深くない私にとってはヨーロッパの寺院を訪れても自分にはあまり関係なくて,ただゴシックの寺院建築としてといった感じで見ていたのですが,東京カテドラルは宗教とかは別として神様って本当にいるのかもと思わせられる空間でした.

建築の力ってすごいと改めて感じました.

あと祭壇は敷地内の案内図では真東を向いていました.
これは朝日がステンドグラスを燦燦と照らして,その光の中で礼拝をするんだろうと思ったのですが,googleの航空写真で見ると少し南に振ってあるようなんです.
これは午前中のある時間に設定して,ステンドグラスに光が入るようにしたのでは.
勉強不足でこれまでの言説にあるかもしれませんし,なくてもきっと誰かがこのようなことは研究しているに違いないのでまた探してみます.


あとはこの形状なので,ダン・ブラウンの小説が日本版であれば,きっとつかわれるだろうとS先生と話してました.

googleMAPで東京カテドラルを検索されてみてはいかが?

20100428

カテドラル

お上りしてきました.

用事を済ませ,その帰りに近くにある東大についに入りました.
(港の灯台のようでべたですみません.)

東大の福武ホール.








 

赤門のすぐ隣にある安藤さんの設計で,深いサンクンガーデンが印象的















リン酸処理された亜鉛メッキスチールサッシュや手摺で兵庫県立美術館とよく似た印象のカーテンウォールになっています.

そして,東大と言えば安田講堂.















みんな前庭でのんびりくつろいでました.

そして,こっそり建築学科も見学.

製図室を取り囲むように教授室があり,著名な先生の部屋の前をただ通過してきました.

いつも母校と比較して,平地にあるキャンパスというのはいいなあと憧れます.
山に囲まれているのと緑に囲まれているのでは違うなあと.

まあ,イノシシを身近でみられることや,雪が降って山に登れないなんていうことがあってたのしかったですが.

20100425

プレゼン

久しぶりの更新になってしまいました.

昨日は店舗の改修のプレゼン.
今日は住宅の新築のプレゼン.

やっと一息つけそうですが,明日からは出張で上京.
お上りさんとして,東京の人ごみに揉まれてきます.

気候が良くなってきたので,自転車で遠出したいです!

20100409

軒裏

牧野の家の軒裏部分の写真.

垂木が持ち出されて伸びているのですが,室内の天井とそろってくるので垂木を斜めにカット.















しかし,今回は軒先に樋を付けずに内樋としているので,裏から見るとこんな感じ.














垂木が切れてしまうので,コンパネを屋根の勾配にあわせてカットして垂木に添えるようにして,
垂木も持ち出すようにしています.

面でもたせているので垂木だけよりも十分強度があると思います.
(上に乗ってどんどんしてみましたから.)

大工さんに手間のかかる仕事をしてもらっています…

20100408

下地

苦楽園の鍼灸院の現場定例打合せに行ってきました.

ALCも取り付けがおわって,外壁のLGS下地工事中です.
同時に配管,配線作業が進んでいます.















現場は前日までの暖かさが嘘のように寒くて,長時間の現場での打合せで体は冷え冷えに.

そのあとの行った打合せの部屋は暑いくらい暖房が効いていて,体がおかしくなりそうです…

春の天気は三寒四温といいますが,一日のうちでも三時間寒くて,四時間温いの周期も加わって,体調管理が難しい…

20100406

中間検査

牧野の家の中間検査がありました.


建て方を行い,柱梁の金物をつけて,壁の構造用合板を張った状態で,内外装の工事を始める直前の状態.















ちょうど写真のような状態.

筋交いなどの金物などをすべて見ていきます.

検査官が予定の50分前に現地に来られるということ以外はほぼ順調に終わりました.

いくら早くても30分前というくらいというのが今までの相場だったのですが…

20100404

同級生

スイスで働いている大学時代の同級生が帰国していたので会いに行ってきました.

職場の同僚の人たちも一緒に日本に来ていたので彼らも一緒に.

建築の仕事をしている人たちなので建築の話題あり,日本と彼らの文化の違いの話あり.

まだトップシークレット?という,ノバルティス製薬の谷口吉生さんの研究棟の写真も見せてもらいました.

同じように見える天井パネルの割付も実はスパンごとにすべてサイズが異なっているという話も聞かせてもらえました.

やはりとは思ったのですが,あの作品を意匠性の高さを維持するには現場での担当者の苦労があってのものですね.



あと,ビンテージのクロモリフレームの自転車をレストアするアトリエを副業としているというアンドレアスとのビジネス?の話も.

彼は7台も自転車を持っているらしく,ヨーロッパでは結構簡単にビンテージのフレームがヤフーオークションなんかで手に入るそうです.

輸入業の副業に手をだしてしまうのか・・・

20100402

上棟後

牧野の家の現場に行ってきました.

大工さんとの納まりの打ち合わせと中間検査前の設計現場検査.

図面だけでは伝わらないこちらの意図を大工さんに説明して,それを元に原寸図や図面を描いてもらいます.

大工さんや職人さんとのやりとりは設計の仕事をしていて楽しいと思う時間のひとつです.















そして,金物や筋交や構造用合板の釘のピッチなどの確認.

昨日と今日の朝方の雨のせいで,いくつか未施工の部分があったので,週明けに再確認予定.

壁の構造用合板を張ってしまうと隠れてしまう部分の金物は写真で中間検査のときに報告します.
















上の写真は屋根からの景色.
まだまだどんよりしてました.
高圧線が曇天を突っ切っています.

20100401

4月1日

今日から新年度.

雨が降っていたので,軟弱者の自転車乗りの私は電車にで事務所に来たのですが,以外と車内は空いていました.

で,今年から本格的に花粉症デビューを果たし,耳鼻咽喉科に初めて通っているのですが,
まだ花粉症との付き合い方に慣れてなくて困っています.

今日のような雨の日は花粉は飛んでいないだろうから大したことはないだろうと思っても,
朝から鼻がズルズル,のどが痛いといった症状が激しいかったりして,
逆に快晴でこりゃ花粉が飛んでるんやろなと思って警戒しているとさほどでもなかったり.


それとも,もう薬が効かなくなってるとか…
薬を飲み始めた当初は花粉症なんて薬だけでなんとかなるのかと錯覚するくらいよく効いたのですが.



もうしばらく様子を見ます.